車が担保の違法キャッシング
貸金業の業界には三行広告と呼ばれるものがあります。これは広告のキャッチコピーが非常に短いため、このように呼ばれているようです。三行広告の代表的な例としては「クレジットカードのショッピング枠を現金化」や「小切手で即日融資」「自動車に乗ったまま融資」などです。見る人が見れば分かると思いますが、違法な貸金業者の一つの手口です。では、この中の「自動車に乗ったまま融資」とコピーをうっている、自動車担保の融資について調べてみましょう。
もちろん、自動車を担保とした融資を行っている貸金業者がすべて違法な悪質業者ではありません。自動車を担保としている自動車金融業者は正規の業者もあります。正規の業者の場合、陸運局で自動車の抵当権を設定し、公的な力を持つ公正証書を作成して融資を行います。ですが、同じ自動車金融業者の中には、陸運局で抵当権を設定せずに融資を行う業者が存在します。これが悪質な違法貸金業者に多い手口です。
すべてがそうした業者の手口とは言えませんが、抵当権ではなく、譲渡担保権の契約は陸運局に登録する必要がないため、非常に簡単な方法と言えます。そのため、悪質な違法貸金業者が利用します。陸運局に登録していないため、トラブルが発生する可能性が非常に高いと言えます。
では、自動車を担保にするキャッシングとはどのようなものでしょうか。これは、冒頭にも記載しているとおり、自動車に乗ったままキャッシングを受けることができるというものです。すなわち、自動車を担保としながらも、自動車を所有したままで融資を受けることができるというものです。自動車担保のキャッシングでは、融資限度額は高めに設定されていることが多いです。例えば融資限度額300万円までとしている貸金業者などがあります。一般のキャッシングと比較すると高めとなっていますが、利率も高く設定されていることが多いです。実質年利は15パーセントから20パーセントと定めていますが、出資法上限金利である20パーセントの金利と考えておく方がよいでしょう。
ではこの自動車を担保とした融資の形式について調べてみましょう。これは、自動車をキャッシング業者に買い取ってもらった形になります。そして売買の金銭を融資するという形式となっています。自動車はキャッシング業者が買い取ったことになっていますから、その自動車を債務者は借りているということになります。そのリース料を債務者は業者へ支払います。このリース料が一般の融資における利息に該当します。
抵当権あるいは譲渡担保権では、融資に対して返済が滞ると自動車は売買にかけられます。自動車を売った代金で、融資の返済残高にあてることになります。